2021/12/02
堀田建築の棟梁考案 -木を使った「装飾」の世界-
こんにちは!堀田建築のスタッフです。
堀田建築の堀田棟梁の想いを熱く語る「棟梁コラム」!
今回は、堀田建築の棟梁考案 -木を使った「装飾」の世界- について、ご紹介いたします。
天然素材である「木」の魅力を活かした装飾
「木」といえば、節があって、木の年輪があって、、というイメージを多くの方が持つのではないでしょうか。
たしかに、上記のこともあてはまりますが、実はもっともっと木は個性的な違いがあるんです。
・たとえばこちらの造作棚
木の年輪の柄利用して、棚の扉部分を装飾しています。
木のどの部分をどう「加工するか」でデザインが変わってきます。
つまり、この棚と同じ棚がほしい!と思っても、同じ木はないのでこのお家だけ、まさに世界に一つだけの造作棚が生まれているんですね。
カウンター部分は一枚板となっており、縁の部分は木肌を感じることができる、木の魅力がたっぷりつまっった装飾棚となっっています。
建具職人さんの力と大工の力で生まれる建具
この玄関の扉は千本格子で堀田建築のチーム堀田専属建具屋がつくった芸術的な作品です。
木材を細く加工して仕上げることで美しく繊細な扉が生まれました。
飴色に光る美しさは、木を鉋でとことん磨いた土台があってこそ。
この玄関だけで、黄金色・夕日のようなオレンジ、真紅、茶色、ベージュとさまざまな木の色を楽しめます。
こちらはこ全体図です。
繊細な千本格子の扉と、迫力ある梁が交差する開放的な玄関です。
玄関は、式台、上り框・玄関ホールと昔ながらのつくり方となっています。
式台部分は立派な一枚板をあつらえています。
丸太を丸ごと仕入れるので、このような加工も可能です。
また、玄関ホールは堀田建築の多くのOB様が採用されている「カリン(花梨)」の木を採用しています。
「カリン(花梨)」の木の特徴は、独特の赤身。高級感があり、硬く、緻密でとても美しい床が仕上がりその見た目の魅力に多くの方が気に入ってくださっているそうです。
塗料を組み合わせた装飾
木材を使用する部分に合わせて形を加工した後、塗料を塗ります。
この塗料を塗る目的は、長持ちさせることと、色もあります。
堀田建築で使う塗料は、天然素材から生まれた塗料です。
例えばサンゴから生まれたベンガラや、柿渋など。
塗料と木材の特徴を活かし、迫力ある大空間を装飾することもできます。
黒い太い梁は迫力を生みます。
木の太さ、色、木肌の柄の見せ方をちゃんとそれぞれの特徴を活かして使いこなすことで、最大限の見せ場が生まれます。
堀田棟梁は、こういった「見せ場」をつくるのが得意です!
(本人は「僕得意です!」というのが苦手なので、こういうところでこっそりご紹介)
どの家にも、空間それぞれで「見せ場」をつくっているんですよ!
まるで美術館の展覧会を見ているように、玄関・トイレ・リビング・寝室・二階からの風景など全てが絵になる家なのが、堀田棟梁の考案シリーズの特徴でもあります。
こだわりの和室
今ではつくれる大工が少なくなってきているのが本格的な和室です。
堀田棟梁がつくる空間の一つとして、お施主様にご満足いただけている空間の一つ。
天井は「格天井」。木の個性を活かした「鴨居」が斜めにはいった意匠性のある和室になっています。
鴨居の裏側(覗かないと見えない部分)の天井まで、格天井になったこだわりの和室です。
こちらは薄い桃色の木肌が特徴の美しい木材を使用した柔らかい装飾になっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、堀田建築棟梁考案シリーズ-木を使った「装飾」の世界-について、事例をもとにご紹介しました。
こうしてみると、全体像だけでなく細かな木にも目がいくようになりますね。
ぜひぜひ堀田建築の完成見学会や、OB様のお家見学の際は空間全体の雰囲気だけでなく、木がどう加工されているかなど注目していただけると見どころたっぷりの見学ができると思います!
こういった構造や堀田建築の家づくりづくりはこちらでもご紹介しています!
■堀田建築のイベントについて
https://www.hotta-k.net/event/
■OB様のお家をご見学希望の方はこちら
https://www.hotta-k.net/visit/
ぜひお気軽にお問い合わせください!